アーティスト紹介

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  桂枝曾丸（落語家・防災士）大平哲雄（ヴィ―ガン・シェフ）

  桂枝曾丸
  かつらしそまる。1968年和歌山市生まれ。中学生時代から大阪のなんば花月や浪花座に通い、独学で落語を勉強。縁あって、1987年「五代目桂文枝」に入門。桂小味を名乗り、桂小茶久と改名。1998年紀州名産品の梅干しのシソにちなみ、２代目桂枝曾丸を襲名。出囃子はかっぽれ。同郷の漫画家マエオカテツヤ共作による「和歌山弁落語」や、南方熊楠などの郷土ゆかりの人物を題材に新作人情噺を手がけ、毎年開かれる独演会「桂枝曾丸のわかやま芸品館」は盛況で２３回を数える。和歌山弁を使った“地元密着型のネタ”が人気で、「和歌山のおばちゃん」として親しまれ、「おばちゃんの日」まで制定。また、和歌山放送ラジオ「しそまるの全開！金曜日」のパーソナリティとしても活躍、同番組のｒａｊｉｋｏネット配信を通じ、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光とのさんとのリスナーを巻き込んだ交流は、日本中の話題に。2004年法務省の「社会を明るくする大使」を拝命、地域の青少年育成活動、人権啓発活動などに取り組む。近年は、防災学習の高まりと共に、防災士の資格を活かした「落語＆防災講演会」で、県内外に出向く機会が増えています。桂枝曾丸和歌山弁落語集はＣＤ６枚、ＤＶＤ１枚をリリース、１５作品がポニーキャニオンより世界配信。2010年和歌山市文化奨励賞、2024年アゼリア賞受賞。
  
  大平哲雄
  1973年東京都新宿区生まれ。ヴィーガンレストランオーナーシェフ。都内イタリアン、フレンチレストランで修行後、フランス、イタリア、ギリシャ、インドなど世界２０ヵ国以上で料理修業し帰国。2002年自然派レストランナタラジ青山店料理長を経て、2009年東高円寺にベジタリアン・レストラン「ロータス＆フラワーズワン」創業。2011年講談社より「絶対美味のべジ料理」出版。その後、森永製菓やナチュラルローソンなど企業のレシピ開発や国内外の飲食店プロデュースへと仕事が広がり、ヴィ―ガン料理のスペシャリストとして全国で名を馳せる。コロナ禍で新しい生き方を考えていた時、縁あって紀美野町を訪れ、未来を感じ、2021年家族と共に和歌山に移住。岩出市に植物由来とエシカルをコンセプトにした「The Plant Based」、2022 年紀美野町に自家菜園併設のヴィ―ガンレストラン「Leaves of grass kimino」、2024年7月には和歌山市狐島にスイーツ専門店「The plant based DOLCE」をオープン。「プラントベース」とは、英語の“植物”「plant」と“由来”を意味する「base」から成る「植物由来の食事法」。ベジタリアンやヴィ―ガンの思想のように厳格に制限されたルールではなく、個々の生活環境を尊重しながら多様性を持った食事法にコミットしている。